映画『東京喰種トーキョーグール』感想・評価・レビュー

個人評価 3.3(続編があれば…) 映画.com 3.5 Filmarks 3.4(2017/8/12時点)

監督:萩原健太郎 脚本:楠野一郎

キャスト:窪田正孝/金木研(カネキ) 清水富美加/霧嶋董香(トーカ) 鈴木伸之/亜門鋼太朗
桜田ひより/笛口雛実 蒼井優/神代利世(リゼ)


さて、ここ最近の実写化ラッシュのうちの一つ「東京喰種トーキョーグール」を見てきました。

今回は、先日のジョジョと違い、原作を知っている作品の実写化ですので、少し厳しい評価になったかもしれません!

そんな「東京喰種トーキョーグール」について書いていこうと思います。

※以下ネタバレが入る可能性がありますので、ご了承の上お読みください。

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あらすじ

人の姿をしながらも人を喰らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた喰種の女性・リゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ)と出会う。あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。喰種たちのことを深く知ることで、カネキは大切な仲間や友人とどう向き合うか葛藤する。そんな中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いに巻き込まれていくのだった…。

引用元:「東京喰種トーキョーグール」公式HP

騒がれていたキャスティング。見てみると…

引用元:映画『東京喰種 トーキョーグール』

映画公開前では、ジョジョ同様、というかほとんどの実写化映画同様、キャラクターとキャストが合ってない!という原作勢が沸いていました。

カネキじゃないと言われていた窪田正孝。宗教に入り騒がれたトーカこと清水富美加。

そんな面々でしたが、蓋を開けてみたら、全く違和感無し!でした。

特にこの窪田、清水に関しては、適役すぎてびっくりしました!

各レビューサイトでも言われていますが、特に窪田の演技は迫真でした。窪田の独特の雰囲気、陰キャラ感、喋り方など、カネキを表現するには他にいないとまで思いました。

また、トーカを演じた清水に関しても良かったです。トーカと清水は内面では全くの正反対であろう人物です。そのため、その”歪み”から出てくる雰囲気が観客を引き込むのです。トーカの強さと暴力的な面を演じ、清水の本来の優しさがトーカの魅力を奥底から引き出していました。

他の面々も、見ていて全く違和感が無く、良いキャスティングだったと思います。

ストーリー「この世界は間違っている!」

引用元:映画『東京喰種 トーキョーグール』

実写化された「東京喰種トーキョーグール」の物語は、原作でいうと真戸と亜門と闘うところまでが描かれています。

そこで、真戸、亜門、トーカ、カネキ、それぞれの正義がぶつかり合い、全員が良い世界を望んでいて「この世界は間違っている!」と考えています。

そんな様々な正義のぶつかり合いが「東京喰種トーキョーグール」の見所となります。

しかし!

物足りない。

尺的にも、その辺で終わるであろうことは予測していました。そして、別に悪くは無い!

ただ、見ていて思ったのが「続編ありきで作っている?」ということでした。

原作に比較的忠実な作品であったためか、この「東京喰種トーキョーグール」という映画単体で見ると必要の無い登場人物や説明などが多くあったように感じます。

多くの人が「続編があれば期待したい!」「続編を作ってくれ!」と言っています。海外の試写会でもそういった感想が多かったみたいです。

なぜか?

それは、この作品単体では物足りないんです!これからが最も盛り上がるから!

すごく序章感が拭えませんでした。

凝ったCG、赫子(かぐね)を使った戦闘。

引用元:映画『東京喰種 トーキョーグール』

「東京喰種トーキョーグール」の実写化が発表されたとき、真っ先に上がった「まてまて、絶対赫子(かぐね)がダサいって」という声。

間違いない。普通にイメージして「東京喰種トーキョーグール」を実写化したときに戦闘がクソダサくなる画が鮮明に思い浮かびました。

そんな心配されていた赫子(かぐね)ですが、心配ご無用でした。

赫子(かぐね)は最新のVFX技術で頑張って表現されていましたし、生物や鉱石などの資料を基に作られています。そして、生物や鉱石らしい外殻と動脈や静脈が脈打つ内部。その様子はまさに、気持ち悪いとも言えるほど生々しく描かれていました。

まとめ

最近の実写映画はクオリティが上がってきてると感じました。特にキャスティングに関しては、心配しなくても良い時代になったのかなと思います。

また、CGも年々進歩しているため、今の技術があれば、だいたいのモノは表現できる時代に来ているようです。

後は重要なのは物語…。これは、実写映画のみに限らない話です。つまり、これからの実写映画は、原作と比べられるモノから、普通の映画と同等のモノとして扱われていくかもしれませんね!これからの実写映画も楽しみです!

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