『Kingdoms and Castles』
steamで配信中(日本語非対応
価格:980円
個人評価:3.3点(時間を忘れて没頭してしまう)
『Kingdoms and Castles』というタイトルが最近にわかに売れているという記事を様々なところで見かけたので、気になってやってみました。
開発元であるLion Shieldは、あの『風ノ旅ビト』などのゲーム開発にも関わったPeter Angstadt氏とMichael Peddicord氏の二人によって設立された会社です。その時点で期待感は高まりますよね!
では、ついついハマって深夜までやってしまったこのゲームについて、書いていきたいと思います。
目次
『Kingdoms and Castles』ってどんなゲーム?
引用元:『Kingdoms and Castles』
『Kingdoms and Castles』は、王国建設をしていくシミュレーションまたはストラテジーといったジャンルのゲームです。
このゲームは、ピクセルアート調のかわいらしいデザインである中世ヨーロッパ風ファンタジーの世界です。世界の広さは、見渡せるくらいの範囲の島のみが存在します。狭いように思うけど、シミレーションゲームでは、そのくらいの広さがあれば十分です。
プレイヤーは、様々な機能を持つ建物を建てながら王国を大きくしていきます。この流れはBanishedやシムシティなんかをイメージしてもらえば良いと思います。また、最近ではこういったスマートフォンゲームも多いですよね。
そして、目的は、どんどん自分の王国を大きくする。そして、大きくしていった先には…特に何もありません。ただ、王国が大きくなっていく快感は、なんとも言えませんよ!
『Kingdoms and Castles』の始め方・序盤について
このゲームは日本語非対応のため、英語が苦手…なんて人にとっては、何から始めたら良いか分からないし、建物の機能も分からないよ!となると思います。
実際、筆者も始めて島を選んで直後から3分くらいは何もできませんでした。一応、このゲームの英語のレベルとしては、中学から大学まで英語が赤点ギリギリの私でもなんとかやっていけたので、相当低いと思います。なので、英語で食わず嫌いにならずに楽しんで欲しいなと思います。
それでは、どう始めたら良いか分からない人がたくさんいると思うので、序盤を解説しながらゲームを紹介したいと思います。
ちなみに個人的な流れですので、他にもっと良い流れがあるかとは思いますが、ご了承ください。自由なゲームですので!
難易度の選択
引用元:『Kingdoms and Castles』
ゲームの一番最初に選ぶことになるのが、難易度とマップです。
難易度は全部で3つあり、・Paxlon(no threats)・Sommern(easy)・Vintar(hard)となっています。
つまりは、・脅威が無い ・簡単 ・難しいという難易度です。
その中身としては、夏と冬の長さであったり、襲撃者の頻度であったり、土地の状態であったり、幸福度に関してであったり、細かくあるのですが、とりあえず初心者は、・Paxlon(no threats)でゆるく楽しむか、・Sommern(easy)でちょっとした襲撃者などを楽しむかになると思います。最初からVintar(hard)を選ぶと、間違いなく詰みます。
無難に・Paxlon(no threats)・Sommern(easy)をお勧めします。
マップの選択
引用元:『Kingdoms and Castles』
難易度を選択したらマップの選択ができます。
「CHANGE」でマップ変更、「ACCEPT」で決定です。
マップの選択?そんなん適当でいいじゃん!と思うかもしれませんが、王国の将来を左右する重大なことなのです!マップは意外と重要ですので、ポイントをいくつか書いていきます。
・それなりのまとまった広さがある島
理由としては、建物を建設できる範囲は、城から伸ばしたRoad(道)の周辺のみです。故に否が応でも建物は密集します。(わざわざ離して建てる人はあんまりいないと思うけど
故に一定のまとまった広さがあった方が建物の建設が楽です。さらに、襲撃者が来た時に防衛をしやすいというメリットがあります。
ただ、海の上にも建築しようと思えばできるので、見た目で選ぶのもありかもしれません。(ただし、序盤では無理
・木や白い岩、茶色い岩があるかどうか?
引用元:『Kingdoms and Castles』
このゲームは、何を作るにしても木や石材が必要になってきます。故に、これらの資源が取りやすいかどうか?というのはとても重要になってきます。
特に、最初は石材に関しての重要性を知らないまま始めてしまうので、詰んでしまう可能性がおおいにあるのです。
故に、マップを選択する際から、木や白い岩(石材)。できれば茶色の岩(鉄)。が近くにあるような島を選択してくださいね!
ちなみに黒い岩はただの邪魔な岩です。しかし、後々撤去することはできるので、将来像がイメージできていればそんなに気にするモノではないかもしれません。
始めの一歩「Keep」を作ろう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
このゲーム、なんとチュートリアルがございません!全くないんです!
マップを選んだら、その場へと放り出されます。この辺が海外のゲームらしいですね。ただ今日の皆さんはマインクラフトなどでその程度のことは慣れているでしょう。
とはいうものの、始めたてのゲーム。どこをクリックしても何も建設できなさそうだし…よく分からん!…となってしまいますよね。
そう、最初に建設できるのは「Keep」のみ。「Castle」から「Keep」で建設することができます。実はこれがお城となります。先ほど選んだマップで、木や石材などの資源に近い位置に建てましょう!
これで王国道の道は開けました!
道を作ろう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
「Keep」を作ったら、いくつかの建物がアンロックされます。
よーしお家を作るぞ~!あれ?建てれないぞ!?
そうなんです。このゲーム。基本的には道を敷いた周辺にしか建物を建てることができません。たしかに道が無い所に建物を建てても仕方ないですもんね。
ということで、道を敷いていくのだ!
やり方は、「Town」から「Road」を選ぶだけです。一杯敷いちゃいましょう!!!
木を切ろう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
先生!道は敷きました!でも、何故か作れなくなっちゃいました!
その原因は木材不足です。左下の方にいくつかのアイコンがありますよね。その一番左が木材の量を示します。また、建築する際にも同じアイコンと数字が書いてあります。つまり、道を作るのにも木が必要です。なので、木を伐りましょう!
やり方は、その辺に生えている木をクリックして「Chop」を選んでください。すると、手が空いた住人がアサインされ、仕事を始めます。
しかし、ここで注意なのが、近くの木を全て伐採しないでください!近いうちに「Forester」という木を採取できる建物を建てるのですが、これは、近くに木が無いと建てることができません。王国の近くで木を採取したいのならば、木を残して、その後は「Forester」で木を採取しましょう。一応、木を生やすことができる建物があるのですが、それを作ることができるのは結構後になるでしょう。
家を作ろう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
さて、木材をいくらか集めたら次にやることは、お家作りです!お家を作れば住人が増えて、さらなる仕事量をこなすことができます。これで、大きな王国へ一歩近づけます!
それでは、作ってみましょう。
「Town」から「Hovel」を選択してください。これが家です。この家には5人の住人が住むことができます。ちなみに、最初から住人は5人いるので、二つほど建てると新しい住人が入ってきます。
農場を作ろう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
道も作って、家も作って、これで最強だぜ!!!
いえ、まだまだです。それでは餓死しますよ?このゲームは、ちゃんと食料を作っていないと住人が減ってしまいます。筆者も気づいたら、住人が一杯増えていて、食料が足りなくなって、住人が一気に減った!なんていうスパイラルを何度もやってしまいました。
食料は重要なのです。
さて、そんなわけで「Food」から「Farm」を選択してください。また、食料は土の色が濃いところでしか作れないので、注意が必要です。
これで、豊かな王国へとなりました!
石材を集めよう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
さて、ここからが本番です。
多くの建物、そして防衛に重要な城壁を作るには、石材が必要です。そんな石材ですが、その辺にある白い岩から取る事ができます。
ちゃんと読んで、木と白い岩など資源の近くに「Keep」を建てたあなたは、楽勝ですよね。
白い岩の近くまで「Road」を伸ばしてください。そして、「Industry」から「Quarry」を選択して、白い岩に隣接して建築してください。すると石材を取る事ができます。
序盤はこの石材が枯渇することが多い上に、多くの人数を取られるので、根気強く石材を集めましょう!
+α
引用元:『Kingdoms and Castles』
ここまで来たら、あとは様々な建物を作り、機能を増やして、住人を増やし、大きな王国を作っていくことができると思います。
ここからは、さらに順不同で自由な王国づくりになるのですが、いくつか+αで建設するものの説明をしたいと思います。
上記の「石材を集める」ところまで実行したあなたは、近いうちに、「Small Granary」という建物を建てることになるでしょう!これは、食料の貯蔵庫です。食料をたくさん貯めておくことができれば、住人が増えても対応できますね!
また、少し建物が増えて来たら気にしないといけないのが火事!このゲーム、結構火事が起きます。そんな火事を消火するために、井戸「Well」を作りましょう!
そして、ある程度住人が増えたら、「Treasure Room」で税金を徴収しましょう。お金は、主に防衛のために必要となってきます!
襲撃者との攻防戦
このゲームには、私たちが丹精込めて作った王国を襲い、破壊し、住人をさらってしまうような襲撃者が存在します。私たちは、彼らを撃退するために城壁を作ったり兵隊で抵抗することができます!そんな攻防が、単調な街づくりから解放してくれて、とても楽しいモノです!
今回は、そんな襲撃者の種類と戦闘の様子を少しだけ紹介したいと思います。
襲撃者の種類
引用元:『Kingdoms and Castles』
「バイキング」 街に炎をつけながら、人をさらう。数が多いので厄介。
引用元:『Kingdoms and Castles』
「オーガ」 巨大な敵。城壁を破壊してくる。
引用元:『Kingdoms and Castles』
「ドラゴン」 空からやってきて、炎を撒き散らす。
襲撃者との攻防の一例
今回は、筆者の作った王国とバイキングたちとの闘いのスクリーンショットをいくつか載せます!これで雰囲気を掴んでください!めちゃめちゃ楽しいですよ!
引用元:『Kingdoms and Castles』
そして、平和な日常
戦闘も良いですが、ただ街を眺めているだけでも、とても楽しめるのがこのゲームの魅力です!こちらもいくつかのスクリーンショットを見てみましょう!
引用元:『Kingdoms and Castles』
まとめ「シンプルながらハマってしまう王国建設」
このゲームはシンプルながら、自分だけの王国を作っていく楽しさや、襲撃者との非日常的な攻防戦があるなど、とても刺激的なゲームです。また、住人はそれぞれ名前や年齢もちゃんとあったり、街の中をアップで見ることができて、生活を眺めて楽しむなんてこともできます。また、今後もアップデートで貿易を行う港や直接コントロールできるヒーローでバイキングと闘うこともできるようになるようです!とても面白そうですね!
『Kingdoms and Castles』は、発売して間もないゲームですので、今でも十分に楽しいですが、今後がさらに期待できるゲームです。
また、価格も980円というとてもお手頃な価格ですので、興味が出たかたは買ってみてはいかがでしょうか?