昨日8月28日に、映画「あさひなぐ」完成披露上映会イベントが行われました。
西野七瀬、桜井玲香、松村沙友理、白石麻衣、伊藤万理華、富田望生、生田絵梨花、英勉監督が登壇し、映画についての話が行われた後、完成した映画「あさひなぐ」が流されました。
そんな、イベントと映画本編について書いていきます。
目次
会見の様子
会見では、撮影についての質問が行われました。
西野は「薙刀は、重くて扱うのが大変で、足の裏の皮がむけそうになったし、筋肉痛で苦労もしたけど、これまで知らなかったことを知ることができた」と苦労と達成感を語りました。
英監督は「みなさん、だいたいうっすら泣いてましたね」と言うと、松村は「途中で心が折れそうになって……」と薙刀を使う撮影の厳しさが伝わってきました。
桜井は、自身が演じるキャラクターが本人のイメージとは違いますよね。と聞かれると「私自身は逆にやりやすかった」と語りつつも「舌打ちって難しいんだなと思いました」とコメント。そこで、舌打ちを「ちっ」と披露して会場がざわついた。桜井さんは桜井さんでした。
また、薙刀が強いキャラクターを演じた白石も「初日に先生から、特別に厳しく行くからねと言われ、心が折れそうになった」とプレッシャーを感じていたようです。しかし、「できてくると嬉しくて、苦ではなかったです！」と頼もしい姿を見せた。松村さんと白石さんのコメントから薙刀の稽古が相当厳しかったことが伝わってきますね。
薙刀部の新部長を演じる伊藤は「乃木坂でもそういうポジションにいないし」と振り返り、心配だった様子を見せたが、乃木坂46のキャプテンである桜井が「ちゃんと部長でした。」と伊藤を称賛しました。
ライバル校のエース役の生田は、映画の脚本では役の背景が描かれないことから「怖いとか強いとかそういうイメージだけになると勿体ないねと監督と話して」と明かし、「子供らしい素直さからくるふてぶてしさだったりかわいらしさを、映画ならではのシーンで表しました」と自分の役を伝えるための役作りを語りました。
それぞれ大変だったこと、多くのメンバーが一回心が折れかけていたことを明かし、それを乗り越えて起こった撮影だからこそ、より演じているキャラクターとのシンクロが高まったかのように思えます。それほど、彼女たちとキャラクターのシンクロは高く、そこから出てくるキャラクターらしさは、是非、映画館に行って感じて欲しいと思います！
薙刀のシーン、西野七瀬注目のシーンについて
会見にて、薙刀のシーンについての話がありました。
最初は、薙刀のシーンは吹き替えも考えられていたそうです。しかし、「試合中の一つ一つの動きにも、キャストが演じているキャラクターらしさが反映されることから、実際に、キャスト自らが薙刀を持って試合を行ってもらうことにした。」と英監督が語りました。
また、主人公を演じる西野自身も、薙刀を練習しているうちに『これは吹き替えかもしれないけど自分でやりたい』と思って監督に直訴しに行ったと話しました。
西野が「自分でやりたい」と意を決して言いに行ったら、監督も「そのつもりです」と即答したようで、西野が「あぁぁあ～」となったが、「監督も同じことを考えてくれてて良かった」と想いを語りました。
そんな西野七瀬が会見の最後に注目のシーンを語りました。
それは「憧れの先輩である（白石が演じる）真春を呼び出して食って掛かるシーンがあるのですが、その時の（西野が演じる）旭の顔に注目してほしいです」と話し、白石も「決まってるなと思った」と賞賛していました。
実際に、見た私は、その圧巻のシーンに涙をしました。とても良いシーンですので、是非、映画「あさひなぐ」を見る場合は注目して見てみてください！
個人的に気になった！会見中の英監督
さて、今回は乃木坂46のメンバーがメインキャストのほとんどを務めることから、映画「あさひなぐ」に注目しているのは、乃木坂46のファンがほとんどではないでしょうか？
つまり、会見でのコメントも乃木坂46のコメントに注目が集まる！そんなある意味当たり前のことを、英（はなぶさ）監督はしっかり分かっている様子でした。
会見が始まってすぐの自己紹介で、「私は短めにコメントしていきますので！」と笑いを誘ったあと、薙刀の撮影は大変だったか聞かれると「はい、大変でした」私はこのくらいでと言わんばかりの対応で、乃木坂46に時間を割くためにすごく謙虚な姿勢を見せていました。
また、最後に各記者が写真を撮影する時間の時には、主要キャストがひっついて撮影されていましたが、英監督は一歩離れたところに居たのです。おそらく、それも、乃木坂46のメンバーだけを切り取りやすくしようという監督の想いが見えました。
あくまで観客が望んでいるのは英勉（はなぶさつとむ）の作品ではなく、乃木坂46の作品なんでしょ？いやいや、そんなに謙虚にならなくても、あんたの作品だよ！と言いたくなるほど、乃木坂46を立てている英監督でした。
ちなみに私は英監督の作品好きですよ！今回の「あさひなぐ」もそうですけど、「ヒロイン失格」もそうですし、テレ東でやってた「SICKS〜みんながみんな、何かの病気〜」なんかも好きです！
映画本編の感想！めっちゃ良かった！！！
個人評価 3.9(予想を超えてきた！) 映画.com 3.6 Filmarks 3.9(2017/8/29時点)
監督：英勉 脚本：英勉
キャスト：西野七瀬/東島旭 桜井玲香/八十村将子 松村沙友理/紺野さくら 白石麻衣/宮路真春 伊藤万理華/野上えり
あらすじ
春、元美術部で運動音痴の主人公・東島旭は、二ツ坂高校へ入学する。旭は1つ先輩の宮路真春と出会い、その強に憧れ”なぎなた部”入部を決意！同級生の八十村将子、紺野さくら、2年生の野上えり、大倉文乃と共に部活動をスタートしたが、”練習は楽で運動神経がなくても大丈夫”ーそんな誘い文句とは真逆で稽古は過酷そのもの！
やがて3年生にとって最後となるインターハイ予選を迎える。順調に勝ち進んだ二ツ坂だったが、決勝でダークホースの國陵高校に敗れてしまう。なかでも國陵の1年生エース・一堂寧々の強さは圧倒的だった。
野上新部長のもと再スタートを切った二ツ坂は、山奥の尼寺で僧侶・寿慶の厳しいしごきによる、地獄の夏合宿を経て一回り大きく成長し、挑んだ秋の大会。再び二ツ坂の前に宿敵国陵高校と一堂寧々が立ちふさがる。
そこで、二ツ坂にとってまさかの出来事がー。真春は部活動に姿を見せなくなり、精神的支柱を失った二ツ坂はバラバラになってしまう。そのとき、旭は……。
物語はクライマックスへ向けて大きく動き出すー。
引用元：映画『あさひなぐ』公式HP
乃木坂46のメンバーの演技は？
問題なかったと思います！
もちろん、幾つかのシーンで少しだけ気になったところはありますが、別に特記して、わーわー騒ぐほどの事でも無かったくらいには、十分に演技できていました。
むしろ、ここまでできるのか！って驚いたくらいあります。
なので、乃木坂アイドルちゃんの映画？どうせしょぼいんだろ？
とか決めつけるのはもったいないなと思います。
それぞれに弱さがある。それぞれの強さがある。
主人公の東島旭（西野七瀬）は、運動音痴だし、とても弱くてダメダメな女の子です。そんな旭がある日、強い女性、宮路真春（白石麻衣）に出会います。
「私も、あんな風（宮路真春）になれますか？」と旭は真春に憧れて”なぎなた”を始めるのです。
そんな旭を始め、宮路真春、その他の薙刀部のメンバー、それぞれの弱さが彼女たちの試合に現れてきます。
もちろん、旭が憧れている真春にも弱さがあったのです。
逆に旭は、実は最初から強かったのです。
彼女たちは自分の強さと弱さを知り、さらに強くなっていきます。
そんなそれぞれの弱さと強さを見つけていく彼女たちはとても素敵でした。
特に部長である野上の葛藤には涙してしまいましたね！
私自身も、自分の強さと弱さを把握して、さらに強くなりたいと思いました。
映画『あさひなぐ』のストーリーは結構満足度高いです！
是非、皆さんも劇場で、彼女たちの葛藤する姿を見てみて下さい！
特に最後のシーンは超絶感動ですよ！
アクションではない。しかし、動きのある”なぎなた”のシーン
この映画の多くを占める薙刀のシーン。その、アクション映画と言うほど激しいわけでは無いが、動きのある映像でした。
薙刀のシーンは、スローと倍速が巧みに使われ、とてもテンポが良く見やすい、そして「かっこいい」だけではなく「美しい」と言えるその映像は、まさに新しい映像表現だと思いました。
また、会見でも話していた通り、それぞれのキャストが実際に試合を行っていることで、一つ一つの動きがキャラクターを物語っていました。面を被っていて顔が見えないという、映画からすると若干カオスなそれは、動きから現れるキャラクターらしさによって、全く新しい演出へと昇華していました。
個人的には、この薙刀のシーンは結構面白いなと思いました。
英勉だからできたコミカルな『あさひなぐ』。
映画『ヒロイン失格』を見た事ある人には分かると思うのですが、この英勉監督はコミカルでテンポの良い作品を作るのがとても上手です！
今回の場合、薙刀のシーンもテンポいいのですが、日常シーン、ギャグシーンなんかもとてもテンポが良く見やすくなっています。
日常シーンは、英監督っぽいカメラワークで、なぜでしょうか、ワクワクするし、なんか見やすいんですよ。この雰囲気は英監督にしか引き出せないと思います。
また、『あさひなぐ』には、薙刀部の顧問である小林先生が結構ふざける作品です。そんな、小林先生がふざけるギャグシーンもテンポが良くて、じわじわと笑わせてくれます。じわるんです！
また、福田監督が勇者ヨシヒコで使っているような、いわゆるアテレコギャグも行われるなど、ギャグとしての力量も見せてくれました。
アドリブが多いのか、ギャグシーンでは、「ん？これ演者笑ってね？ギリNGやろ！笑」みたいなシーンも幾つかあります。
日常シーンもギャグシーンも本当に面白く出来上がっています。
そんなわけで、感動シーンか美しい薙刀のシーンか面白いシーンしか無い上に、それが絶妙なバランスで織り交ぜられているので、ずーっと見ていられる素敵な作品でした！！！
正直、続編が欲しい
映画レビューサイトにもしばしば見かけられますが、やはり個人的にも続編が欲しくなりました。
今回だけではいくつかの点が消化不良ですね。
例えば、旭と宮路真春の弟である夏之（なつゆき）の今後の関係であったり、生田絵梨花が演じる國陵高校のエース・一堂寧々の想いであったり、そういった部分がもう少し見たいなと思うんです。
舞台ではその辺までなんとか描いていたので、期待していたので、その辺が少し残念です。
特に原作を知らない人からすると、そういった疑問が引っかかるでしょう。
その点からいくと、続編希望！ということになりますね！
この映画に一つだけひっかかることがあるとすれば
宮路真春の弟である夏之（なつゆき）
以上！！！
これだけは、全視聴者がツッコみたくなること間違いなし
是非、劇場で見て、心の中で盛大に突っ込んで下さい。
ED『いつかできるから今日できる』
乃木坂46の19thシングルになる『いつかできるから今日できる』。最高でした！
最後のシーンで号泣して、ED中に涙を拭く。これがいつもの映画の流れなのですが、『あさひなぐ』はEDでも泣かせてくれました。
涙を拭く時間をくれ！！！
まず、タイトルの『いつかできるから今日できる』って私自身がいつも心に止めている指針で、歌詞がとても響いてきました。
19thシングル発売が楽しみですね！
前売り券情報
・あさひなぐ前売り券 一般 1400円
特典：映画『あさひなぐ』オリジナル 原作別バージョンカバー
・セブンネット限定 グッズ付き前売り券 3200円
特典：各キャラクターの手ぬぐい
・楽天限定 映画「あさひなぐ」サイン入り部旗レプリカ付前売券 3900円
特典：二ッ坂高校なぎなた部6名のサインが入った部旗（レプリカ商品）
まとめ
映画『あさひなぐ』完成披露上映会イベントは、とても最高なイベントでした。
映画『あさひなぐ』本編も予想を超える面白さをくれました。これは、乃木坂46好きではない友達にも普通におすすめできる良い作品です。
それにしても英勉監督の作品って、常に笑顔になるようなワクワクを伝えてくるんですよね～。すごい。この映像技術はすごい！
9月22日に公開したら何回も見たくなると思います！きっと何回も見ます！（前売り券がいっぱいあるから
本当に良い作品だったので、皆さんも是非、劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか？
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